眼鏡も作る街の眼鏡屋さんのブログ

千葉県船橋市芝山街道沿いにある街の眼鏡屋さんです。

ランドルト環って知ってます?

こんばんは!

昨日、今日と花粉症に苦しんでいる店長のヒロキです。

 

さて、先日のブログにも書きましたが、友人Tから宿題が出ております。

 

それは…

 

5mの時の0.1の大きさのランドルト環を作成せよ!

 

はい、それでは頑張りましょう!

 

・・・

 

いや、ちょっと待てよ

そもそもランドル環って皆さん知ってます?

 

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これです!

 

「あぁー学校の保健室にあったやつね」

と、思った方、正解です(^^)/

 

なぜ、ランドルト環というと、考案者の名前が 

エドムンド・ランドルト

さん、だからです。

パリで活動したスイスの眼科医。主に眼科学の分野における広範囲の著作物及び研究で知られる。

1909年(明治42年)イタリアで開かれた第11回国際眼科学会にて制定された後、日本では、ランドルト環を用いた視力表に移行することとなったそうです。

 

では、どうやって大きさが決まったのか。

なぜ、基準が1.0なのか?

 

基準1.0はどうして決まったのか

視力の単位は、「文字や形を視標として用いて 各部の太さや間隔を視角1分、その全体を視角5分としたとき、正常な眼はこれを見分けることができる」とされました。 そこでランドルトは、この「5分1分角の原理」を用いてランドルト環を作りました。視力を測るには、水晶体が調節を していない「無調節状態」で測ることが良いため、実際に測るときには5 mの距離としました。そして、5 mを基準にランドルト環の大きさが決まり、「5分1分角の原理」を用いたときの視力を1.0とした基準ができました。

視角

ランドルト環のすきまと目の中心がつくる角度のことを“視角”といいます。 視角は、1°の60分の1である1'(1分)で表されます。

 

 

 

 

では、今回の宿題の5メートル視力表の0.1の大きさは?

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基準1.0のランドルト環の大きさは、

 

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と、なります。

 

では、0.1の大きさは?

 

1.0の10倍です。

心のなかで、よかった簡単な計算で、と思ったのはナイショ

 

 

大きさもわかったので、次回は作成編です!!